演歌歌手の氷川きよしさんですが、最近女性的になり「イケメン」というより「きれい」という言葉が合うようになってきました。
一方で氷川きよしさんを応援してきたいわゆる団塊の世代の奥様方には少々この変化についていけない人も多数いるとか。
毎回女性らしく振る舞う氷川きよしさんが記事になるたびに一定数が拒否反応を示していることも事実です。
個人的には女性より女性らしいなと思いますが、なぜ拒否反応が起こるのでしょうか?
氷川きよしが気持ち悪いと言われている
氷川きよしさんが記事になるたびに一定数から拒否反応とも取れる発言が見受けられます。
氷川きよしから「kiina」へ。そこに込められた譲れない想い「どんな区分も関係ない。ありのままに生きればいい」 https://t.co/ZqBympTrPc #スマートニュース
— takabou<剛魂> (@takabou11) December 30, 2021
気持ち悪い❗️
多様性とか綺麗事は抜きにして、もう心底気持ち悪い。これが素直な感情。
— 🇯🇵大和男子🍖 (@ein1baum) December 30, 2021
氷川きよしから「kiina」へ。そこに込められた譲れない想い「どんな区分も関係ない。ありのままに生きればいい」(QJWeb クイック・ジャパン ウェブ) – Yahoo!ニュース https://t.co/w7Mcz7ypeO
ごめんなさい
— yu (@yu76439882) December 30, 2021
どうしても
氷川きよしさんが
気持ち悪い
多様性とか
言われる前から
私は
男だからとか女だからとか
人種がどうとか
全く意識せず
いろんな友達がいたし
今も全く気にしないけど
彼だけはどうしても無理#多様性って何#くだらない
このような意見がSNSで散見されるのですが、なぜでしょうか?
氷川きよしが気持ち悪いと言われてしまう理由は?
生物学的には男性として生まれましたが、女性として生活してる男性はたくさんいますし、芸能界でも活躍されている方は多くいらっしゃいます。
例えば、美容家のIKKOさん、華道家の仮屋崎省吾さん、振付師のKABA. ちゃん、マツコデラックスなどお茶の間の人気者ですよね。
こういった人達にはあまり「気持ち悪い」という意見は聞かれません。
しかしなぜ氷川きよしさんだけが「気持ち悪い」と言われてしまうのでしょうか?
理由を考えると
はっきりしたカミングアウトがない
ため、視聴者やファンはどう氷川きよしを捉えたらいいか戸惑っているのではないでしょうか。
SNSではこういった声があります。
#氷川きよし なんか気持ち悪いなこいつ。さっさとカミングアウトしろよ。#レコード大賞#レコ大
— チャオ フェラ チンコクワエッティ (@megahell_2) December 30, 2021
氷川きよしさん、豪華なドレス姿で「生まれてきたら愛すればいい」。クリスマスのインスタ投稿に反響(ハフポスト日本版) https://t.co/rPelSDtB7M
— 白尾 義道 (Jr.) (@BXpgfRvsLKDozKf) December 26, 2021
こいつは、本来オカマだったのか?気持ち悪い( ・`д・´)
確かに氷川きよしさんって女性らしくなってきたのはファンでなくても分りますが、視聴者が氷川さんは「性別が女性」なのか「中性的なジェンダーレス」なのか、いわゆる「オカマ」なのか、どういった目線で氷川さんを見ればいいのか分からないという点が「気持ち悪い」って思わせているのではないかと思います。
ちなみにジェンダーレス、性同一性障害、おかまには明確な違いがあります。
- ジェンダーレス:生物学的な性差を前提とした社会的、文化的な性差をなくそうとする考え方
- 性同一性障害 :自分の生まれ持った身体の性と、心の性が一致しないこと
- おかま :女装男性を含めた一部の男性同性愛者を指す名称
氷川きよしに明確なカミングアウトが必要?
氷川きよしさんは何度かご自身の変化について説明しています。
2019年12月28日の紅白歌合戦のリハーサルのインタビューでこう語っています。
「これからはきーちゃんらしく、きよし君にはちょっと、さよならして。きーちゃんとして、私らしく。より自分らしく、ありのままの姿で紅白で輝きますから、それを見て皆さんも輝いて生きて下さい」と話すと、最後の最後に「私は自分に負けません」―。本当にきっぱりと言った。
引用元:スポーツ報知
その後のインタビューでも40歳になり、心境の変化を話されています。
「みんなが求める『氷川きよし』に徹してきたけど、40歳を過ぎて、人としてもっと表現の幅を広げたいという気持ち。そもそも演歌というのは様式美、つまり、こうあるべきという型がある。日本独特の素晴らしい音楽だけれど、その中に収まらない『自分の性分』というものもあって――」
「でも、世間が求める『氷川きよし』の姿とは違う。あくまで『演歌の王道』を歩んで欲しい、男らしく生きて欲しいって言われると、自殺したくなっちゃうから、つらくて……」
引用元:デイリー新潮
他にも多数のインタビューに答えられていますが、「自分らしく」や「これからはきーちゃんとして活動」というワードは何度も出てきますが、ジェンダーレス支持者なのかおかまなのか、性同一性障害なのか明確に分りません。
「私はこれから女性として生きます。男性が恋愛対象です」と明確に言われると、その人に対する見る目が「一般的な女性」として見ることもできますが、言われないと「あれ、この人、なんで女性的になった?」と思い、いつまでも疑問符が付き纏ったまま見ることになります。
実際に2019年の紅白歌合戦のリハーサルでも、スポーツ報知の記者がこう書いています。
今回のリハーサル後の取材でも1年間に渡って中性的な魅力を振りまいてきた、その口から、なんらかの“カミングアウト”があるのではないかと、集まった記者たちは口々にうわさし、待ち構えていた。
「紅組のような。白組のような―」という言葉に、私は正直、「男女の性差を超えたなんらかの発言をするのでは―」と身構えた。
引用元:スポーツ報知
記者たちもなんらかのカミングアウトを期待していたようです。
つまり明確なカミングアウトがなく、氷川きよしさんは年々女性化しているということだけが事実として報道されています。
そのため視聴者置き去りになってしまっている現状が「気持ち悪い」に一定数が繋がるのではないかと思います。
ただ氷川きよしさんは明確なカミングアウトはないものの、生き生きとされているので一定数の声は無視して氷川きよしさんの思う道を進んでくれればいいなと個人的には思います。