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BTSが活動休止する兵役が理由ではなくネットの中傷!活動再開は2026年年末!?

人気韓国ダンスグループのBTSが2022年6月14日に活動休止をすることが発表されました。

将来的には活動を再開することを明言していますが、早くても活動再開は2026年頃になる見通しです。

理由をまとめました。

BTSが活動休止する本当の理由は兵役?

2022年6月14日に韓国グループBTSが公式チャンネル「BANGTANGTV」で活動を休止することが発表されました。

ファンの間の声でも兵役の問題が絡んでいて、活動休止せざるを得ない状況であったのではないかと言われています。

実際に兵役の問題が活動休止に影響を与えたのは間違いないでしょう。

ただし、それは活動休止の追い討ちになっただけで本質は別のところにあると考えています。

一旦、ここで韓国の兵役制度とBTSを巡る「BTS法案」について解説します。

兵役問題は活動休止の追い討ちに過ぎない

韓国の兵役制度

韓国の兵役制度を分かりやすく、簡単に説明すると、

  • 男性で満20〜28歳の誕生日を迎える間に兵役に就く義務がある
  • 期間は22ヶ月程度

北朝鮮との情勢にもよるそうですが、1968年に大統領官邸が北朝鮮ゲリラに襲撃された際には最長で3年長にもなったそうですが、それ以降は縮小傾向にあるそうです。

2020年の統計では空軍が最長22ヶ月、陸軍が最短で18ヶ月になるそうです。

通称「BTS法」が施行

メンバーの中で最年長であるJINさんは1992年12月4日生まれの2022年6月現在、29歳です。

韓国の兵役制度では28歳までの誕生日までに兵役が就く義務があるので、JINさんは違法状態となってしまっています。

それを救済したのが、通称「BTS法」

「大衆文化芸術分野優秀者」として入隊が2年免除されています。

このことから、JINさんは少なくとも2022年12月4日までには兵役に就く必要性があります。

韓国がBTS法を施行して特別扱いする理由

もし日本で兵役制度があって、嵐が同じようにBTSと同じように特別待遇が起きたらどうでしょうか?

嵐の人気が下がるのはもちろんですが「アイドルに特別待遇する必要ってある?」と疑問が湧くはずです。

もちろんこのBTS法は韓国内でも賛成している人は過半数を超えていないようですし、BTSに風当たりが強いのは事実です。

しかし、韓国はBTSを特別扱いする必要があるからです。

なぜならBTSの経済効果は韓国の国家予算と比較すると、約2%の影響力を持っているからです!

え、2%って大したことなくない?と思われているかもしれませんが、日本の2022年の国家予算は107兆5964億円で、アイドルグループ嵐の年間の経済効果は活動休止前の2020年で3259億円。

計算すると、わずか0.3%!

つまり、韓国として「ただのアイドル」という括りではもはや扱えない存在であるということです。

一方で、先ほども述べましたが韓国国内の中でも「BTS法」に賛同している人は少ないので、兵役に就かざるを得ないという解釈もできます。

BTSが活動休止する兵役が理由ではなくネットの中傷

しかし、本当にBTSが活動を休止する理由が兵役にあるとは思えません。

それは活動休止することになった下記の公式チャンネルでのメンバーの発言です。

メンバーのRMさんは、「KーPOPの問題として、人が成熟するための時間を与えてくれない」と発言していたり、他のメンバーも「それぞれのソロ活動をするのもいいよね」と発言していたり、活動再開を強調していました。

RMさんは、「K―POPの問題として、アイドルシステム全体が人として成熟するための時間を与えてくれない。朝起きてメークをしたら、ひたすら音楽と仕事のみ。人としてものを考えたり、一人になる時間が必要だった」と明かす一方、「ファンのみなさんをがっかりさせるのが怖くて、すごく罪悪感があった」と苦しい胸の内を語った。

他のメンバーも「この機にそれぞれソロ活動をするのもいいよねって思っていた」「いつかもっと成長して戻ってくることを約束します。だから心配しないでほしいです」などと語り、ソロ活動をした後に、活動を再開する意向を強調した。

引用元:毎日新聞

結局のところ、BTSがチャンネル内で言っていたことをまとめると

仕事ばかりで自分の時間がない!

ということが結論であることは間違い無いでしょう。

そこを起点として、「じゃあ、ソロで一旦活動するのもアリだよね」となって「グループ活動は休止!ソロで各々頑張ろう」という結論に至ったのだと考えられます。

韓国ではネットの中傷があった方がいいという風潮

韓国では若手のアイドルや俳優に自殺者が多いことで有名です。

実際に著名なところでも下記の方が自殺で亡くなっています。

  • 2008年女優チェ・ジンシル  :ネットの中傷
  • 2010年俳優パク・ヨンハ   :ストレス
  • 2017年歌手キム・ジョンヒョン:原因不明
  • 2019年歌手ソルリ      :ネットの中傷
  • 2019年歌手ク・ハラ     :ネットの中傷

なぜ韓国の俳優や歌手に自殺をするまで追い詰められたかというと、二つ理由があるそうです。

  • ネットの中傷はあった方がいいという風潮
  • 完璧を求められる韓国アイドル

韓国の芸能界ではネットの中傷はあった方がいい

韓国で自殺予防に取り組まれている心理カンセラーのクォン・ヨンチャン氏によると悪口のような悪質な書き込みでも興味がないよりかはいいという風潮があり、最初は耐えることが一般的だそうです。

韓国のアイドルは完璧が求められる

韓国のアイドルは完璧が求められることが多いそうです。

確かに完璧な容姿に、歌と踊りで、同じアジア人か?と思いたくなるくらい素敵なルックスですよね。

日本はAKBのような「応援して育てる」みたいなアイドルの方が人気があるため、韓国俳優や歌手は非常に重圧が重いそうです。

韓国の「アイドル市場」ががらりと変わっていることに気づいた。完璧な容姿、プロの歌、プロの踊りが求められるようになったのだ。

日本におけるアイドルは、今も昔も「未成熟」を核にしている。未成熟であるゆえに「ドジ」をしながらも一生懸命な姿勢をファンが応援するという構図だ。

私はその知人に「日本で好きな女性タレントはいるか」と聞くと、彼は「上戸彩だ」と答えた。そして、「上戸さんはすごくかわいいけど、背が低いから韓国では人気が出ないと思う」と付け加えた。私が韓国人アイドルに「完成度」が重要だと初めて気づいたのはその時である。

引用元:DIAMOND ONLINE

BTSは相当追い詰められていたと考えるのが妥当

つまり、BTSは精神的にかなり追い詰められていたと考えるのが妥当です。

BTSが追い詰められたことを要因をまとめると下記になります。

  • BTSは国の一端を担っている国民的スーパーアイドル
  • BTSは完璧なダンスや曲を求められる
  • BTS法で増大したと考えられるBTSへの中傷
  • 兵役にも行かねばならぬ

要は疲れてしまったのですね。

そのため、兵役という国民の義務を果たすという建前を理由に一旦、活動休止をすると考えるのが普通でしょう。

BTSの活動再開は2026年頃?

BTSの活動再開は2026年頃であると考えられます。

それは全員が兵役に行って、帰ってくるタイミングが2026年だからです。

同じタイミングでBTSの全員が兵役に行き、約2年でグループ活動を再開するということも考えられます。

ただそれは「個人での活動を広げていく」と言っていることから、可能性としては低いでしょう。

そのため、最短でグループ活動を再開させるには「2回に分けて兵役に行く」と考えるのが可能性としては高いと思われます。

2回に分けて兵役に行く!パターン

まずBTSメンバーを年齢順に並べて30歳までの入隊期限を考えると、下記のようになります。

名前誕生日入隊期限
JIN1992年12月4日2022年12月
SUGA1993年3月9日2023年3月
J-HOPE1994年2月18日2024年2月
RM1994年9月12日2024年9月
JIMIN1995年10月13日2025年10月
V1995年12月30日2025年12月
JUNG KOOK1997年9月1日2027年9月

最年少であるJUNG KOOKのことを考えれば、入隊ギリギリの2027年9月までに入隊し、2029年7月くらいに除隊してくれば問題はありません。

しかし、人気のあるBTSがそこまで活動休止を許されるとは到底思えません。

そのため、グループ内で年齢が上の方であるJIN、SUGA、J−HOPE、RIMをJINの入隊期限に合わせて入隊、そしてJIMIN、V、JUNG KOOKの3人を前半の組みが除隊されたタイミングで入隊すれば、各々の個人的な活動もできますし、BTSとしても知名度が保つことが可能です。

もしこの推論が正しければ、2022年12月までに前半グループが入隊し、除隊するのは2024年10月頃です。

入れ替わりで後半グループが入隊したとすると、除隊は2026年8月頃になる見通しでしょう。

除隊してからすぐにグループ活動は行えないと思うので、2026年末の活動再開が最短となるのではないでしょうか?

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